「理系の学生は研究室に配属されると忙しすぎてみんな研究室に泊まっている」「理系の学生はみんな研究室に寝袋を置いている」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。
実際はどうなのかという事を理系院卒の私が紹介していきます。
はじめに
まず、研究室に泊まることがあるのは事実です。
多くの研究室には共用のベッドが設置されており、私の研究室にもベッドが2つありました。
私は寝袋も持ち込んでいました。
泊まる頻度は、忙しい時期には月に5回ほど、比較的落ち着いている時期には全く泊まらないこともあります。
特に学会の原稿締め切り前や学会・卒論などの発表前には泊まり込むことが増えます。
研究室に泊まるかは人それぞれ
研究室に泊まるかどうかは個人の自由です。
研究室に泊まることに抵抗がない人や、家に帰るのが面倒でそのまま泊まる人もいます。(私はそちら側の人間でした。)
一方で、絶対に研究室には泊まらないというポリシーを持つ人も多くいます。
私の周りの大学院生で泊まったことのある人は半分程度です。
もちろん、泊まりたくない人は泊まる必要はありません。
研究室での生活環境
研究室によっては、長時間の滞在を見越して快適な環境が整えられていることもあります。
例えば、シャワールームや簡易なキッチンが設置されている場合も。(体育館のシャワールームを使用できる大学も多いです)
これにより、生活の一部を研究室で賄うことが可能となり、結果として泊まり込むことへのハードルが下がります。
ただし、これらの設備が整っていない研究室も多く、環境は様々です。
効率的な研究の重要性
研究室に泊まり込むことが常態化しないようにするためには、普段の研究活動を効率的に進めることが必要です。
時間管理や優先順位の設定が重要であり、計画的に作業を進めることで、無理なく研究を進めることができます。
また、研究室のメンバー間でのコミュニケーションも大切です。
情報共有や協力体制を整えることで、個々の負担を軽減し、より良い研究環境を作り出すことができます。
メンタルヘルスの重要性
長時間の研究活動や泊まり込みは、肉体的だけでなく精神的な負担も大きいです。
そのため、メンタルヘルスのケアも非常に重要です。
ストレスを感じたときには、無理をせずに休息を取ることが必要です。
研究室でのバランスの取り方
研究活動と生活のバランスを取ることも大切です。
例えば、週末や休日は研究室に行かず、リフレッシュする時間を設けるなど、オンとオフの切り替えを意識することが重要です。
また、趣味やスポーツなど、研究以外の活動に時間を割くことも、心身の健康を保つために効果的です。
これにより、長期間にわたる研究生活を持続可能にすることができます。
最後に
研究室に泊まることが強制されることは基本的にありません。(配属先の先生が普通の感覚を持っているくない限り。。)
効率的に作業をこなすことが重要であり、泊まり込みを避けるためには日々の研究活動を計画的に進めることが大切です。
これから研究室に配属される方々は、自分のスタイルを守りつつ、無理のない範囲で研究に取り組んでください。
研究は長期的に継続して行うものであり、無理をして体調を崩してしまっては本末転倒です。
自分自身の健康とバランスを保ちながら、充実した研究生活を送ることが最も大切です。
以上、研究室に泊まる現実についての説明でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。